1歳児さんは園のすぐ隣の三滝川の河原へ出かけました。天候にも恵まれ、広い河原に着くとお父さんさんお母さんが一緒という喜びいっぱいな子どもたちは、元気いっぱい走りだします。
大きな葉っぱを見つけると顔を隠していないいないばぁをしたり、赤い草の実やねこじゃらしを大事に握りしめお母さんに”どうぞ”と手渡しにっこり微笑みます。
そりに乗って大喜びすると今度は友だちを乗せて引っ張ってあげたりと、たくさん身体を動かしお腹が空くと、朝早くから作ってもらったお弁当を嬉しそうに頬張るなど、親子で楽しい時間となりました。
秋になっても汗ばむ暑い日が続き、園庭で子どもたちとボディーペインティングをしました。
始めはドキドキしながら絵の具にそーっと指先をつけ”どろどろ~ぬるぬる~”っとした触り心地に少し驚いていましたが、絵の具のついた指を紙の上で動かすと混ざり合った線ができ興味津々見つめます。
何度も描いているうちにだんだん絵の具の感触にも慣れ、指から手へと絵の具をのばし大きな紙に手形をつけたり、保育士や友だちと絵の具の手をタッチしたり、体に塗り合い、絵の具の感触や色の変化を全身で楽しみました。
しゃぼん玉がふわふわと飛んでいく様子に”なんだろう”と興味津々。じっと見つめたり”さわってみたい”と好奇心を膨らませ夢中になって追いかけます。”すごい!””ふしぎ~?”と周りの出来事に感動したり、”あれっ?””どうして?”と驚いたり、いろいろな発見を楽しむ子どもたちの表情は生き生きとしています。
暑い日には水遊びで冷たさや心地良さをたくさん味わってきました。その中でも子どもたちを夢中にさせたのは泡あそび。そーっと触れてみたり、ぎゅっと握ってみたり、バケツで集めたり、そのフワフワで柔らかい泡の感触を手でじっくり味わい、光が当たってキラキラ光る様子を目で楽しみ、泡で遊ぶ子どもたちの表情は真剣です。
手や指先にはたくさんの感覚が集まっていて、”第二の脳”と言われるぐらい大事な役割を担っています。手指の発達は、脳の発達に大きな影響を与えます。泡や泥、スライムや小麦粉粘土などいろいろなものに触れ、脳が育つ大事な時期に、様々な刺激を敏感に感じとる経験を大切にしていきたいと思っています。
晴れた日には気温も上がり園庭では気持ちのいい水を求め集まってきます。保育士がホースで水を撒くトンネルの下を駆け抜けたり、シャワーの水をつかもうと手を伸ばし、水の心地よさを感じ楽しんでいます。
”なんだろう”と好奇心旺盛に近づいていき、様々に形を変える水や泥に夢中です。子どもたちは遊びを通して好奇心を養い、興味や関心がある物に対して集中して取り組み、思い描き想像する力や自ら作り出す創造力、やり遂げる力など様々な力を獲得していきます。
子どもたちが絵の具でスタンプした紙を短冊にして、お家の方と願い事を書いてきてもらって笹に飾りました。
七夕飾りを見つけると「あーっ」と指差し、上を見上げます。「きれいだね~」と♬たなばたのうたを歌うと一緒に歌ったり体を揺らしたりして楽しんでいました。
また廊下では天の川の飾りがキラキラ揺れるのを見て、「わぁ~」と目を輝かせていましたよ。
西浦保育園の子どもたちが健やかにたくましくおおきくなりますように…そしてみんなの願い事がかないますように。
4月の入園時はハイハイだった0歳児の子どもたちも、つかまり立ちや伝い歩き…そして一人でよちよち歩き始め、最近では「まてまて~」の声に「キャー!」と小走りに逃げていき大笑いです。出来る事が増え自信がついてくると、今度はろくぼくのはしごや斜面登りなど新しいことに挑戦です!「大丈夫かな?」と傍で見守る大人の心配をよそに、「上まで行くぞ!」とまっすぐ前を見つめ真剣なまなざしで進んでいきます。
”この坂は行けるぞ””ここはこわいな…座っておりよう”など、小さい子どもたちでも色々考えていますよ。危ないからと止めるばかりでなく、時はすぐに助けに行けれるようそばにつきながら、子どもたちの”やってみたい”を応援していきたいと思います。
1番小さいうさぎ組に新しいお友だち(4カ月2人、5カ月1人)が入園し、泣き声もにぎやかになってきました。
部屋からは”抱っこがいいよ~””眠たいよ~”と毎日元気な泣き声が聞こえています。まだまだ泣くことでしか思いを伝えれない子どもたちですが、泣き声の中にある思いは様々。
「抱っこが良かったんだね」「お腹も空いたね。ミルク飲んで寝ようね」など、一人ひとりの思いを丁寧に見つめ、応えていく事を大切にしています。”分かってくれた””思いが伝わった”という経験を繰り返す中で、人とかかわる心地良さ、気持ちが通じ合う喜びを感じてほしいなと思います。
カブトムシをいただきました。
”カブトムシってなんだろう~?””どんなふうに動くかな”とカブトムシの目線になってみたり、動いていく様子に釘付けです。よーく観察して、保育士が触っているところをじっと見て、”触ってみようかな”と、手を伸ばしたり、”やっぱり怖い…”と保育士の後ろに隠れたりしています。
ダンゴムシやバッタなど園庭で見つけた虫に興味津々な子どもたち、まだまだ大切に扱うのは難しいですが、保育士がお世話をする姿を見て、力加減を覚えてそっとつまんでみたり、「お腹空いたかな?」「あれ動かない?痛いのかな?」と優しい言葉も聞こえてきます。
虫と触れ合う中にもたくさんの学びがあり、大事にしようとする思いが少しずつ芽生えていますよ。
園庭に大きなこいのぼりを見つけると、「あっ!あっ!」と指さして教えてくれる子どもたち。
始めはその大きさ、ゆらゆら動く様子に驚いていましたが、保育士が一緒に見ながらこいのぼり♪の歌を歌うと、体を揺らしたり、「…り~♪」と語尾を一緒に歌いながら楽しんでいます。
少しずつ園での生活、新しいクラスにも慣れ、探索に出かけたり、興味ある玩具に手を伸ばしたり、保育士の膝の上でふれあい遊びを楽しむなど笑顔が見られるようになってきました。